テオ・ヤンセン展に行ってきた
日比谷パティオって所でテオ・ヤンセンの作品の展示が始まったので見てきました。
この人。
風を利用して生きるプラスチックの生物を作っている人です。
17日と18日は本人来場&実演がある、という事だったんですが、着いたのが遅くて見られず。
実際の作品は思っていたよりも手作り感の強いもので驚きました。工業製品的な感じを想像してたら、汚れたプラスチックをしばってまとめてある感じ。初見では、自分のおじいちゃんがこれを作り始めたら「病院に連れて行かなくちゃ…」って思いそうな感じでした。
ほとんどの展示物は「死んでいる」ので動かないんですが、BMWのCM用に作った作品だけは稼働するように展示してあって、ひっぱって歩かせる事ができました。写真はお嫁ちゃんがひっぱって歩かせてる所。不安定なのかなーと思ったら、割と強くひっぱっても大丈夫。というか強く引っ張った方が生き物っぽい動きになって楽しい。
解説を読んだり、実際に動かしたりするうちに「ぼんやりしてきたおじいちゃんが廃品をくっつけて作ったもの」に見えてたのが「プラスチック生物の化石」に見えてきて不思議な気持ちになりました。
資料によると、近年のものはかなり高度になっていて、ペットボトルに風力をためたり、ホースを利用して波を感知して方向転換したり、風が強くなってきたら杭を打ち付けて自分を地面に固定したり、生殖したりするみたい。
係員の人に「次回の本人による実演は未定なのでホームページをチェックしてね」と言われたのでしばらくチェクします。